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ボルドーからサンセバスチャンへ。ワインとピンチョスの旅 その7 エスプレットとアイノアへ

お昼ご飯のあと、ビアリッツから車で30分くらいの小さな村、エスプレットとアイノアにドライブ。

リゾート感たっぷりのビアリッツからちょっと車で離れるだけで、のどかな山と牧草地が広がる田園風景が。
ほどなくしてエスプレットに到着。
ここはフランス側バスクの特産のひとつ、唐辛子の産地として有名な村です。
家々は白壁に赤の窓枠、なだらかな瓦屋根というバスク地方の典型的な形。
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で、その窓枠に名産のたくさんの唐辛子が吊る下げられたレストラン。
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お土産やさんにも唐辛子がぶら下がってる。
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AOCで「エスプレットの唐辛子」と名乗ることを許されてるのは、この村周辺の10の地域で作られる唐辛子のみなんだそう。
このお店で唐辛子入りマスタードや、唐辛子オイルを買いました。
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すぐ近くのアイノアにも行ってみましたよ。
こちらも小さなかわいい村。
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フランス最も美しい村のひとつにも選ばれてるんだそう。
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でね、こんな古い家々が並ぶ一角に古い教会があったので入ってみることに。
外同様、中も古い造りの教会だなって眺めてると、他の観光客の人が1ユーロを案内板のところに入れて、あらビックリ。
突如教会内に音楽が鳴りはじめ、教会の中のライトが点灯し、驚くほど豪華絢爛な聖堂が浮かび上がったのです。

古くから巡礼の村として知られたこのアイノアには、今でも熱心なキリスト教徒の人々が訪れるようです。
教会のすぐ横は墓地で、てっぺんがまあるい形の不思議なお墓が並んでました。
後で調べたら16〜17世紀に作られた、バスク独特の埋葬墓だそう。
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村の駐車場の隣では羊たちが草を食べてて。
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村から眺めた山には放牧地が点在。
今度生まれ変われたら、フランスの羊飼いの奥さんかなんかに生まれ変わりたいなぁ。
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などと変な妄想をしつつビアリッツに戻りました。
町の南側の海辺に立つ教会。
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岬の突端の岩壁の上には町のシンボル、17世紀に漁師の安全を願って建てたれたというマリア像が。
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さて海に面したレストランでお夕飯。

お店の人気メニュー「タパス盛り合わせ」。
タパスといえばスペイン料理ですが、この辺りはスペイン側バスクと文化を共有するフランス側バスクなので、タパスやピンチョスを並べるお店がたくさん。

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フォアグラもいっときました。
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ムール貝のトマト煮。
実はムール貝もう一皿、大盛り山盛りを食べるハメになっちゃった。

って言うのも近くの席に座ったお客さんが、なんだかムール貝のパエリアみたいのを食べてて美味しそうで、お店の人にあれと同じものって頼んだら、 ご飯の上にムール貝が乗っかってるって思ったのに蒸し焼きムール貝がてんこ盛りになったのが出てきた。
頼んだ時にお店の人も「ナイスチョイス!」とか言ってたし、parriladaってメニューに書いてあったからパエリアかと思って頼んじゃったんですよね。
皆でムール貝バケツ一杯ほど食べました。
おいしかったけどね。
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教会と海に沈む夕日を眺めながら...
ロケーションも抜群、お店の人たちの感じもとってもよかった。
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Le Tandem
住所:10 Place Sainte Eugenie, 64200 Biarritz, France
Tel:33559540897
by mickimchi | 2016-05-29 17:09 | Comments(8)
Commented by love-t_k at 2016-05-29 17:15
上から見てきて石畳の道路も良いけど、やっぱり土が良いわ~~~!(笑)
それにフォワグラでしばらく立ち止まり思わずごっくんでした
Commented by mickimchi at 2016-05-30 10:33
>けいこさん、
フォアグラ、なかなか普段はお目にかかれません。
でもなんでおいしいものはカロリーが高くプリン体がプリンプリン含まれているのでしょう。
私も8時間ダイエット、やろっかなぁ。
Commented by ビョン at 2016-05-30 12:49 x
韓国以外でこんなに大量の唐辛子を干してあるのを見たのははじめてです!
というほど、そんなに海外に行ってはいませんが(笑)
韓国は平干ししますが、こちらでは窓の下に吊し干しするんですね~。
ブランド唐辛子なだけあって、青陽コチュみたいに他の産地のものより辛さが強いのかしら?
山盛りムール貝にはやはり白ワインかな~?

私は歴史を交えた記事を書くとき、激しく疲労困憊し、肩懲りまくりますよ(T-T)
Commented by mickimchi at 2016-05-30 14:04
>ビョンさん、
はい、キムチ屋だけに唐辛子の村は楽しかったです。
ビョンさんが激しくエネルギーを使って書かれた渾身の歴史を交えた記事、激しく役に立ってますよ!
井邑でキムドンスの古家とか見学して写真ばちばち撮って帰ってきたのはいいものの、イマイチなんだったかわかんなかった時など、ビョンさんの記事を読みなおして、あ〜そういう歴史的背景があったんだ〜。などと一人でうなずいてます。
Commented by lapie-fr at 2016-05-30 15:35
そうなのね、そうなのね
バスクって南仏なんですよね、西端の
ニースは左端なのだw(妙に納得)

いい景色、いっぱい見せてくれて、メルシーっだす^^
Commented by yukiful-xmas at 2016-05-31 01:12
まとめ読みしてすっかりおフランスに行った気分に浸っています。
古い建物が多そうですが街並みがキレイ~。(憧れの目)
青空なのでことさら景色が美しく見えます。

あ、私も切れそうなナイフは包丁、欲しくなりま~す!(^^)
Commented by mickimchi at 2016-05-31 11:30
>らぴさん、
そうなのね、そうなんだ。
スペイン国境に近づくと、なんとなく海の色も緑の色も色が濃くなって、覚えているあのニースの突き抜けるほど綺麗なブルーとは違う色に見えました。
バスクって雨が多いそうだからかな。
Commented by mickimchi at 2016-05-31 11:38
>Yuckyさん、
楽しかったですよ。
とはいえ、帰りの飛行機の話題は「次の韓国、いつ行こうか?」っていう相談。

私の素直な驚きは、フランス人ってああ見えて韓国人くらいたくさん食べて(でも痩せてるの)、自動車の運転がワイルドでした。


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