2018年夏の終わりの大邱ひとり旅 その1 澗松(カンソン)特別展へ

韓国の大邱美術館で、 9/15まで澗松(カンソン)特別展をやっていると聞いて、居ても立っても居られず行ってきました。
ソウルの城北洞(ソンブクトン)にある「澗松美術館」が所蔵する李朝中期以降の著名な画家の絵が100点ほど大邱で見られるなんて、この機会を逃したら次はいつあるだろうと思ったわけです。

実は韓国への一人旅は今回が初めて。
ちょっと冒険でしたが、この特別展、行かずに後悔するのがとても残念だったので一念発起して行ってみました。

旅行の詳細は後ほどにして、今回の大邱美術館でのスマホ撮影はOKだったので、撮ってきた写真とともにまずはその澗松特別展のお話を。
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残念ながらこの特別展は9/15までですし、朝鮮の美術品に関してどれだけの方がご興味がおありかわかりませんので、Less Talk, More Pictures で、ただただ、感動して観てきた素晴らしい絵の一部をご覧になってください。

まず、申師任堂(シンサイムダン)の「Poppy and Butterflies」(すいません、韓国語のタイトルが読めないので英語訳で。)
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こちらもサイムダンの「葡萄」。
サイムダンは今「師任堂 色の日記」でドラマ化されている女流書画家。
民画の先生のお話だと、サイムダンは下絵を描かずに絵を描いていたようで、筆でなぞった線がない、それを聞くだけで天才。

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チョンソン(1676~1759)「Autumn Cicada on Red Smartweed」
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チョンソン「A Frog in a Cucumber Field」
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こちらもチョンソン「A Cat in Autumn」
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チョンソン「Magpie on an Old Plum」
古来朝鮮では、花や鳥、昆虫や魚を自然界の一部としてだけではなく、宇宙観を体現するものと見ていたそうです。
だから絵の題材に多いいんですね。

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チョンソン「Mice Pilfering Watermelon」
スイカを齧ってるネズミたち。
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これは是非観たかった金弘道(キム・ホンド) (1745~1806)の「Yellow Cat Romps Butterfly」
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キム・ホンド「Dragonflies and Lotus Blossom」
トンボが戯れてる様子、蓮の葉の端っこの茶色い部分の描写の細かさに驚きます。
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キム・ホンド「Mother Dog Taking Care of Her Puppies」
背中を向けた白い仔犬、耳の下を脚で掻いてるの。
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ビョン・サンビョク(1730~1775)「Cock and Hen WITH Chicks in Tow」
ちっこいヒヨコがかわゆい。
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キムドゥクシン(1754~1822)「Feral Cat Steals a Chick」
ヒヨコをくわえた猫ちゃんが「へへ〜ん」て感じで逃げてる。
お父さんもお母さんも大慌てな、どこかユーモラスな絵。
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さてさて、こちらが申潤福(シンユンボク)「美人図(A Beuty)」
観る人全て立ち止まらせる魅力がありました。
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チョヒュイリョン(1789~1866)「Red Plum Blossoms」
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どの作品も自然や動物や植物、人々への温かい視点や優しさが溢れてて気持ちがほっこりしました。
この澗松特別展の情報をいただいたYuckyさんビョんさん、本当にありがとうございました。


2014年からは、ソウルの東大門デザインプラザ(DDP)でも春から秋にかけて企画展示が行われており、澗松美術館の一部作品が観覧できるので、もしよろしかったらご覧になってみて下さいね。

by mickimchi | 2018-09-04 15:34 | 韓国で出会ったもの、事柄 | Trackback | Comments(4)
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Commented by love-t_k at 2018-09-04 16:44
私にはわからないけど今テレビのドラマを見てます!
ぶどうの絵も美人画も素敵!
素敵なのを見せてもらって嬉しいです(^o^)
サイムダン、実在なんですね(^-^;
Commented by mickimchi at 2018-09-04 16:52
>けいこさん、
私はドラマ、見そびれちゃってます。
サイムダン、5万ウォンのお札の女性ですよ。
韓国では良妻賢母で有名な方だそうです。
私もね、芸術的なことはさっぱりわかりませんが、とても良い思い出になりました。
Commented by ビョン at 2018-09-04 20:40 x
お一人旅だったんですね。
あー、それならタクシーでホテルまでお迎えに上がればよかったです!(もちろんお見送りも含め)

民画を描いていらっしゃるから、余計に興味深くご覧になられたのでしょうね。
あの動画も素敵でしたよね。
Commented by mickimchi at 2018-09-05 10:40
>ビョンさん、
とんでもない。
よく見たら、嶺大病院駅までは1号線で4つ目だったんですね。
電車で行こうと思えば行けたのに...
でもね、そもそも澗松特別展に行こうと思い立ったのがYuckyさんのブログを読んでだったんです。
で、図々しくもYuckyさんに大邱にいらっしゃる機会があればお酒でもご一緒したいとお伝えし、フライトチケット買ったところでビョンさんが特別展のことアップされてるの読んで、ますますワクワクしたわけで..
そんなわけで東城路で飲んでらっしゃるお店にお邪魔して、その席に丸山さんもいらっしゃり始めてお会いできました。

大邱ひとり旅、思いの外気楽で楽しかったのでここだけの話、次回もひとりで、などと思っていたら、夫がスマホをガン見してて、なんだろうと見てみたらなんと大邱の地下鉄路線図。
なんか夫も行く気満々なんです...トホホ


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